短い時間で読み切りたいとき、ページ数だけでは判断できない。
同じ100ページでも、10分で読める作品と30分かかる作品がある。何が違うのかをはっきりさせておく。
何が時間を決めるか
| 要素 | 読了時間への影響 |
|---|---|
| 1ページあたりのコマ数 | 多いほど遅い。最も効く |
| セリフの量 | 多いほど遅い |
| 見開き・大ゴマの多さ | 多いほど速い |
| 縦スクロールか | 速い |
| モノローグの量 | 多いほど遅い |
大ゴマ中心の作品は、ページ数の割に速く読める。逆に、コマが詰まった作品はページ数以上に時間がかかる。
試し読みで1ページあたりのコマ数を見れば、だいたいの速度が分かる。見方は試し読みで見るべき3つのことにまとめた。
目安
正確ではないが、判断の助けにはなる目安を書いておく。
| 1ページのコマ数 | 100ページの体感 |
|---|---|
| 2〜3コマ、大ゴマ多め | 10〜15分 |
| 4コマ前後 | 15〜25分 |
| 5〜6コマ、均等割り | 25〜40分 |
セリフが多いとさらに伸びる。モノローグで内面を書き込むタイプの作品は、コマ数が少なくても時間がかかる。
向く形式
単話が一番確実だ。読む単位が最初から決まっている。
途中で止まる前提なら
区切りの多い作品を選ぶ。短編集は、どこで止めても後味が悪くならない。
長編を細切れに読むと、前回の内容を思い出す時間が毎回発生する。結果として、短い時間で読める量が減る。
移動中に読むなら移動中に読むときの選び方も参考になる。事前のダウンロードで、読み始めるまでの時間も削れる。
短いことと薄いことは違う
「短い=薄い」ではない。短編でしか成立しない型はある。
- 一場面で完結する話
- 余韻だけを残す話
- 落ちが一つだけの話
長編では引き延ばしになってしまう構成が、短編なら成立する。短編のほうが上手い作家というのも確実に存在する。
逆に、関係が変化していく型の作品は短編に向かない。過程を描く紙幅がないからだ。執着や調教を短編で読むと、変化が唐突に見える。
時間別の選び方
| 使える時間 | 向くもの |
|---|---|
| 5〜10分 | 単話1話、短編集の1話 |
| 15〜20分 | 大ゴマ中心の1冊、縦スクロール1話 |
| 30分以上 | 単行本1冊 |
時間が読めないときは短編集が安全だ。読めた話数だけで区切れる。
よくある質問
ページ数はどこで確認できますか
作品ページに記載されている。ただし体感の分量はコマ密度で変わるので、ページ数は目安として使う。
短編ばかり読むのは損ですか
分量あたりの価格は大きく変わらない。読む時間に合っているかのほうが大事だ。
10分で読める作品を探しています
単話か、短編集の1話。作品ページのページ数と、試し読みでのコマ密度で見当がつく。
長編を短時間で読む方法はありますか
区切りのいいところで止まると決めてから読むのがいい。1話完結に近い構成の作品なら止まりやすい。
縦スクロールが速いのはなぜですか
視線移動が一方向で、コマを探す動作が発生しないためだ。1画面のコマ数も少ない。
時間がないときこそ長編を読みたくなります
分かる話だが、途中で切れると満足度が下がりやすい。読める見込みが立つまで取っておくほうが、結果的にその作品を楽しめる。