同じ作品が「単話」と「単行本」の両方で売られていることがある。どちらを買うべきかは、その作品をどれだけ読みたいかで決まる。
単話
1話ずつ買う形式。1回の出費は単行本よりずっと小さい。
利点は、合わなかったときの損が小さいこと。1話読んで駄目だと思えば、そこで止められる。
欠点は、全部揃えると割高になること。単行本1冊分を単話で買い揃えると、単行本の価格を超えることが多い。実際の差は作品ページの価格を見比べれば分かる。
単行本
数話をまとめた形式。紙の単行本と同じ区切りだ。
1話あたりの単価は単話より安い。まとめて読めるので、途中で切れる感覚もない。
欠点は、合わなかったときに丸ごと無駄になること。
| 単話 | 単行本 | |
|---|---|---|
| 1回の出費 | 小さい | 大きい |
| 全部揃えた総額 | 高い | 安い |
| 失敗したときの損 | 小さい | 大きい |
| 読む体験 | 細かく切れる | まとまっている |
| セールの対象 | なりにくい | なりやすい |
使い分け
知らない作家の作品 → 単話で1話試す。あるいは試し読みで判断する。
気に入った作品、好きな作家 → 単行本。総額が安く済む。
セール中 → 単行本。割引は単行本にかかることが多い。
続きが気になって仕方ない連載中の作品 → 単話。最新話まで追える。
最後の行が単話の本来の使い方だ。単行本になるのを待てない場合、単話でしか読めない。
途中で切り替えると重複する
ここが一番の落とし穴になる。
1話から3話まで単話で買って、続きを単行本で買うと、単行本に含まれる1話から3話は重複して買うことになる。
これを避けたいなら、最初から方針を決めておくといい。
- 試すのは試し読みまでにして、買うと決めたら単行本から入る
- あるいは最後まで単話で通す
どちらかに寄せるのが無駄がない。中途半端に切り替えるのが一番損をする。
判断の材料は試し読みで足りる。見るべき点は試し読みで見るべき3つのことにまとめた。
縦スクロール作品の場合
縦スクロール形式の作品は、単話の分量が特に短いことが多い。連載の区切りが細かいためだ。
まとめて読みたい場合は、巻でまとまっているものを探すほうがいい。形式の違いは縦スクロール漫画とコマ割り漫画に書いた。
よくある質問
単話で買った作品も本棚に残りますか
残る。単行本と同じように購入した作品として扱われる。ただし冊数が増えて本棚が見づらくなることはある。
単行本のほうが加筆されていることはありますか
作品による。描き下ろしが追加される場合があり、その場合は単話をすべて買っていても単行本を買う理由が出てくる。作品ページの説明に書かれていることが多い。
どちらもある場合、ストアはどちらを勧めてきますか
検索結果には両方が並ぶことが多い。同じタイトルが複数出てきたときは、ページ数を見ると単話か単行本か判別できる。