BLは「ボーイズラブ(Boys Love)」の略。男性同士の恋愛を描くジャンルを指す。
作品数が多く、設定の幅も広い。ただし紹介文で使われる語彙は決まっているので、最初に3つ覚えれば読めるようになる。
TL・GLとの違い
組み合わせが違うだけ、と考えていい。
| 呼び方 | 組み合わせ |
|---|---|
| BL | 男性×男性 |
| TL | 男性×女性 |
| GL | 女性×女性(百合と呼ばれることも多い) |
いずれも恋愛を主軸に、性描写がはっきり入る作品を含む。読者層は重なっていて、BLとTLを両方読む人は珍しくない。
最初に覚える3つ
攻め — 関係の中で主導する側。
受け — 主導される側。
作品紹介ではほぼ必ずどちらかが示される。この二語だけは先に覚えておくと、あらすじが読めるようになる。
- カップリング表記 — 「A×B」と書かれていたら、左が攻め、右が受けだ。
この順序には意味がある。「B×A」と書けば別の組み合わせを指すことになるので、検索するときも順序を守らないと目当ての作品にたどり着かない。
役割が入れ替わる作品は「リバ」と呼ばれる。詳しくは総攻め・総受け・リバとはにまとめた。
攻めの性格で絞る
さらに攻めの性格を型で示すことも多い。執着攻め・ワンコ攻め・俺様攻めあたりが定番で、この違いを知っておくと、あらすじを読む前に見当がつく。
- ワンコ攻め — まっすぐ。後味が軽い
- 俺様攻め — 強引だが情がある。駆け引きが読みどころ
- 執着攻め — 離さない。関係が重い
分類は執着攻め・ワンコ攻め・俺様攻めの違いに整理した。BLは組み合わせより性格で選んだほうが外れにくい、というのが実感に近い。
商業BLと同人BL
書店やストアで売られている商業BLは、オリジナルの人物で描かれる。編集を通した作品なので、絵と話の水準が一定以上に揃いやすい。
一方の同人BLは、既存の作品の登場人物を使った二次創作が多い。作風の幅が大きく、価格帯も流通も違う。
同じBLでも探し方が変わるので、まずどちらを読みたいのかを決めるといい。
よくある設定
BLには、特定の世界観を共有した設定がいくつかある。代表的なのがオメガバースで、逃げられない関係を世界の仕組みとして用意している。
他にも、社会人もの、学園もの、ファンタジーものといった舞台の区分があり、これは他ジャンルと同じように選べる。
初めて読むなら
重い展開が苦手なら、ワンコ攻めが登場する作品から。まっすぐな好意が中心になるので、後味が悪くなりにくい。
逃げ場のない関係に惹かれるなら、オメガバースのような特殊設定もの。最初から関係の重さが主題になっている。
まず雰囲気を知りたいなら、単話で短いものを1本。合わなかったときの損が小さい。単話と単行本の違いはこちらに書いた。
よくある質問
攻めと受けは見た目で決まるんですか
決まらない。体格や年齢と一致しない作品も多く、そこを裏切ることが読みどころになっている作品もある。紹介文のカップリング表記を見るのが確実だ。
BLとGLは同じ棚で探せますか
ストアでは別のジャンルとして分かれていることが多い。読者層も完全には重ならないので、探すときはジャンルを切り替えることになる。
二次創作かどうかはどう見分けますか
作品ページの作者名とレーベル名を見るといい。出版社のレーベル名が付いていれば商業作品だ。同人作品はサークル名で登録されていることが多い。