読みたいものを言葉にするのは難しい。でも「これだけは無理」ならすぐ出てくる。
寝取られが駄目な人は、あらすじを読む前にそこを確認する。鬱展開が苦手な人は、後味の悪い作品を踏みたくない。無理矢理な展開が受け付けない人もいる。人によって地雷はまったく違うのに、共通しているのは踏むと最後まで読めないという点だ。
そして、途中で読めなくなった1冊は、値段のぶんだけ損したのとは違う。買い物そのものが嫌になる。これが一番大きい損失だ。
ストアは「避ける」を助けてくれない
FANZAにも他の同人・電子書籍ストアにも、「この要素を含む作品を隠す」という絞り込みは基本的に用意されていない。
これは意地悪をしているわけではない。ストアは商品を見せるための場所だからだ。売り場が自分の在庫を隠す機能を作る理由がない。同じ理由で、レビューまとめサイトの多くも「含む」検索しか持っていない。タグで探せても、タグで消せない。
つまり、避けるのは読者側の作業になる。誰も代わりにやってくれない以上、手順を持っているかどうかで結果が変わる。
よくある地雷と、その正体
自分の地雷を言葉にできていない人も多い。よくあるものを並べておく。名前を知ると外しやすくなる。
| 苦手な感覚 | 対応する要素 |
|---|---|
| 他の相手に取られるのが無理 | 寝取られ。NTRとBSSの違いで整理した |
| 名前のない相手が出てくるのが無理 | モブ |
| 後味が悪いまま終わるのが無理 | メリバ |
| 束縛が強すぎるのが無理 | 執着。攻めの属性で分類した |
| 主人公が傷つけられる展開が無理 | 前半がつらい構成。ざまぁに多い |
「なんとなく合わない作品がある」という状態から、「この要素が入っていると駄目だ」に変わるだけで、探す効率はまるで違ってくる。
完全ではない
判定はFANZAが各作品に付けているジャンル情報に基づいている。つまり、ジャンルが付いていない作品は検出できない。
該当する要素があるのにタグが付いていない作品は一定数ある。だからタグは「確実に避ける手段」ではなく「踏む確率を下げる手段」だと思ってほしい。
この穴を埋めるのがレビュー本文だ。タグに出ていない要素でも、それが入っている作品には、たいてい誰かが本文で触れている。星の数ではなく本文を読む理由はここにある。詳しくは星の数より、レビュー件数を先に見るに書いた。
併用すると速い
現実的には、次の順番が一番速い。
- 表紙とサンプルで候補を作る。ここは直感でいい。合わない絵柄はその時点で落ちる
- ジャンル欄を見る。苦手な要素のタグが付いていれば、その時点で落とす
- レビュー本文を拾い読みする。タグに出ていない要素はここで出る
- 試し読みで確かめる。ここまで来ると、開くのは十数回で済む
数万点から選ぶのは無理でも、この順なら現実的な作業量になる。逆に、試し読みから始めると、開いた作品が地雷だったときにその時間がまるごと無駄になる。確率の低い作業を先にやらない、というだけの話だ。
よくある質問
苦手な要素が思いつきません
無理に決めなくていい。除外は使わなくても探せる。ただ、過去に「途中で読むのをやめた作品」があるなら、その理由を思い出すと自分の地雷が見つかることが多い。上の表と照らし合わせてみてほしい。
除外すると候補が少なくなりすぎます
外す要素を減らすか、テーマ側の条件を広げるといい。除外の数を増やすほど候補は急に減る。最初は「絶対に無理な1つか2つ」だけを外して始めるほうが、結果的にちょうどよくなる。
タグが付いていない作品はどうやって避けるんですか
レビュー本文を読むのが一番確実だ。件数の多い作品ほど、誰かが具体的に触れている。加えて、試し読みで序盤の空気を見ておくと、方向性の見当はつく。見方は試し読みで見るべき3つのことにまとめた。