サキュバスは、人の精気を糧にする種族として描かれる存在だ。夢魔とも呼ばれる。
もとは西洋の伝承だが、いまは独立したジャンルとして定着している。
人外ものの入口
人外のジャンルは幅が広いが、その中でサキュバスは一番入りやすい位置にある。
理由は単純で、会話が成立するからだ。人の姿を取り、言葉が通じ、意思がある。だから関係を描く作品が作れる。触手のように反応のない相手を扱うジャンルとは、この点で大きく違う。
立場の型
このジャンルの型は、相手のほうが圧倒的に優位というところから始まることだ。
経験も能力も相手が上で、主人公は抗えない。この構図があるため、女性優位の作品と重なりやすい。
そこからどう動くかで、作品が分かれる。
| 型 | どうなるか |
|---|---|
| 優位のまま | 一方的な関係が続く。数としては一番多い |
| 対等になる | 関係が変化する。恋愛寄りになる |
| 逆転する | 立場が入れ替わる。展開の落差が読みどころ |
相性のいい設定
複数のタグが同時に付いている作品が多いので、組み合わせで絞ると好みに近づけやすい。
弱いサキュバスという型
もう一つ、はっきりした型がある。能力が低い、あるいは苦手意識があるサキュバスが主人公になる作品だ。
優位という前提が崩れるので、コメディになりやすい。読後感が軽く、ジャンルの入口として選ばれることも多い。
紹介文に「落ちこぼれ」「見習い」といった語があれば、この型だ。
よくある質問
男性版はいますか
インキュバスと呼ばれる。数はサキュバスのほうが圧倒的に多いが、女性向けの作品では登場することがある。
恋愛ものとして読めますか
読める。対等になる型を選べば、関係の変化を描いた恋愛ものとして成立している作品は多い。タグに恋愛が併記されているものを探すといい。
人外ものが初めてでも読めますか
このジャンルが一番入りやすい。会話が成立し、人の姿を取るので、抵抗が少ない。詳しくは人外とはにまとめた。