シチュエーションボイスは、聴くまで中身が分からないと思われがちだ。実際には商品ページに書いてあることは漫画より多い。
手順1:イヤホンを用意する
先にこれだ。
この手の作品は、耳のすぐ横で音が鳴る前提で作られている。左右で違う音を出しているものが多いので、スピーカーだと設計どおりに聞こえない。「耳元で囁かれている」が「普通に喋っている」になる。
商品ページに「バイノーラル」「KU100」「立体音声」と書いてあれば、それは明確にイヤホン前提の作品だ。録り方のタグについてはバイノーラル・KU100・ASMRの違いにまとめた。
音量は先に下げておくといい。耳元で急に大きい音が鳴る作品がある。
手順2:3か所だけ見る
トラック構成 — 何本で何分か、秒単位で出ている。「Tr02 油断しすぎ。【20:26】」のように、見出しと長さが並ぶ。見出しを縦に読むだけで話の骨格が分かることも多い。
長さより、どこで区切ってあるかを見る。本編45分1本の作品と、12本に割ってある作品では、聴き方が変わる。中断が前提なら細かく割ってあるほうがいい。
CV(声優名)— 必ず書いてある。1本気に入ったら、次はこの名前で探せる。作品名を覚えていなくても追えるのは、漫画の棚には無い性質だ。
サークルが載せている台詞 — 本編の台詞が数行そのまま引用されていることが多い。これが本編の語り口そのままなので、合うか合わないかはここで決まる。キャラクターの年齢・職業・出身、サークルによってはMBTIまで書いてある。
手順3:割引の欄を見る
相場は1本60分。短いもので数分、長いもので119分ある。
ただし98本のうち63本が割引中だった。定価のまま買う棚ではないので、気になったものを見つけたら「50%OFF」が出ているかを先に見るといい。
1本目は、合わなかったときに諦めがつくものにしておくのが確実だと思う。短いものが入口になる。
何から選ぶか、の目安
| 迷っているところ | 選び方 |
|---|---|
| そもそも合うか分からない | 短いものを1本 |
| 声優は決まっている | CV名で絞る。棚をまたいで追える |
| 寝る前に使いたい | 特典に「寝かしつけ」「添い寝」があるものを探す |
| 声だけでは物足りない | 映像が付くシリーズがある |
| 物語が読みたい | トラック1本目が10分以上ある作品を選ぶ |
最後の行は目安として役に立つ。1本目のトラックが13分あって、その間まだ何も起きない、という作品はストーリー寄りだ。逆に3分で終わるトラックから始まる作品は、早い。
買ったあとのこと
返品はできない。ダウンロード販売なので、聴いてから合わなかったと言っても戻らない。だからこそ1本目を安くする意味がある。考え方は買って合わなかったときの考え方と同じだ。
特典トラックは、本編とは別の用途で使われていることが多い。「特典の看病からの寝かしつけボイスがすっごく良かったです。安眠できるので何回も聞いてます」というレビューが実際にある。エロのために買って、寝るときに使う、という買われ方をする。
本編だけ聴いて終わりにすると、そのぶんを取りこぼす。
よくある質問
女性向けと男性向けで棚が違いますか
違う。FANZA同人は「同人(男性向け)」と「らぶカル」で分かれていて、女性向けの音声はらぶカル側にある。らぶカルとはに整理した。
何分くらいのものが多いですか
60分前後が多い。119分ある作品や、38分1本という作品もあるので、幅はある。
漫画とどちらが長く持ちますか
音声のほうが長く持つ。同じ棚で漫画が68ページ、音声が60分だ。棚ごとの相場は女性向けのエロ、どこからにまとめた。