移動中は、中断が前提になる。ここが家で読むときと決定的に違う。
読み始めても数分で止まる。次に開くのは数時間後かもしれない。その前提で作品を選ぶ必要がある。
区切りやすさで選ぶ
| 形式 | 中断のしやすさ | 再開のしやすさ |
|---|---|---|
| 短編集 | 高い。1話で切れる | 高い |
| 縦スクロール | 高い。どこでも止まれる | 高い |
| 単話 | 高い。1話が短い | 高い |
| 長編 | 低い。きりが悪い | 低い |
縦スクロール形式は移動中と相性がいい。片手で読めて、どこで止めても位置が保たれる。ページをめくる操作がないので、揺れる場所でも扱いやすい。
再開しやすさが総量を決める
見落とされやすいが、ここが効く。
次に開いたときにどこから読むか分かる作品は、実質的に読める量が増える。逆に、前回の内容を思い出すのに毎回1分かかると、10分の読書時間のうち1割が消える。
- 区切りが明確な作品 — 再開が速い
- 1話が短い作品 — 位置が分かりやすい
- 長編で場面が続く作品 — 少し戻らないと分からなくなる
移動中に長編を読み進めるのは、思っているより効率が悪い。家で読むほうが結局速い。
先にダウンロードしておく
移動中に読むなら、Wi-Fi環境で事前に落としておくのが基本になる。
理由は3つある。
- 通信量を使わない
- 電波の悪い場所でも読める
- 通信そのものが発生しない
三つ目は地味だが、共有回線を使っている場合には意味を持つ。
フルカラー作品は容量が大きいので、特に事前の準備が要る。読み終えた作品は端末から削除しても、購入記録は残るので再ダウンロードできる。
画面が見える環境
混んだ場所では、画面の内容が見える可能性がある。
現実的な対策としては、次のようなものになる。
| 対策 | 効果 |
|---|---|
| 明るさを下げる | 見えにくくなる。副作用も少ない |
| 覗き見防止フィルム | 効果は高いが常時装着になる |
| 端末を傾ける | 気休め程度 |
| そもそも読まない | 確実 |
最後が一番確実なので、無理をしないほうがいい。読む場所を選べるなら、そのほうがいい。
移動中に読むと決めてしまわず、読める環境かどうかをその場で判断するくらいでちょうどいい。
用意しておく
移動中に「何を読もう」と探し始めると、それだけで時間が終わる。
あらかじめ2〜3本、移動用に落としておく。短編集か単話がいい。選ぶ手間がないので、開いてすぐ読み始められる。
作品を探す手順そのものは作品を探す時間を短くするにまとめた。
よくある質問
ダウンロードした作品は端末を圧迫しませんか
する。読み終えた作品は端末から削除しても、購入記録は残るので再ダウンロードできる。
移動中は集中できません
短編か、既に読んだことのある作品が向く。新しい長編を始めるのは家のほうがいい。
縦向きと横向き、どちらがいいですか
片手で持つなら縦。コマ割り作品なら1ページ表示にすると読みやすい。
立ったまま読むのがつらいです
片手で完結する縦スクロール形式が向く。ページめくりの操作が要らないので、つり革を持ったままでも読める。
通信量が気になります
事前のダウンロードで解決する。特にフルカラー作品は容量が大きいので、Wi-Fi環境で落としておきたい。
短い時間しかありません
単話か短編集の1話が向く。目安は短い時間で読み切れる作品の選び方にまとめた。