受け身男子・ヘタレ攻めは、主導しない男性が登場する設定を指す。
言葉としては別々に使われるが、指している性質は近い。
二つの言葉
受け身男子は、男女ものでの呼び方だ。押しが弱く、相手から動かれる側になる。
ヘタレ攻めは、BLでの呼び方。位置としては攻めなのに、主導しないという食い違いを示す。
後者はドS・ドMと同じ構造で、位置と態度が一致していないことがタグの理由になっている。
女性優位ものとの違い
重なる部分は大きいが、同じではない。
| 受け身男子 | 女性優位 | |
|---|---|---|
| 焦点 | 男性側の性質 | 女性側の主導 |
| 相手 | 支配的とは限らない | 主導する側 |
| 関係 | 対等なこともある | 上下がある |
相手が優しく引っ張る作品は受け身男子ものだが、女性優位とは呼ばれにくい。この差でタグが分かれている。
なぜ読まれるのか
このジャンルには、はっきりした需要がある。
主導しなければならない、という前提が外れる。男性が積極的に動く作品が多数派である中で、そうでない構図を求める読者層が一定数いる。
もうひとつは安心感だ。押しが強い相手が苦手な読者にとって、受け身な人物は読んでいて負荷が低い。
型
- 自信がない型 — 過去や性格に理由がある。丁寧に描かれる
- 奥手型 — 経験がない。初めて同士と重なる
- 鈍感型 — 好意に気づかない。コメディになりやすい
- 後半で変わる型 — 途中から主導する側に回る
四つ目は落差が効く。立場逆転と同じ構造で、前半が丁寧なほど後半が強い。
よくある質問
ヘタレ攻めは受けと何が違いますか
位置が違う。ヘタレ攻めはあくまで攻めの位置にいて、態度だけが主導的でない。位置の読み方は総攻め・総受け・リバとはにまとめた。
最後まで主導しない作品はありますか
ある。対等な関係として着地する作品がそれにあたり、純愛タグと併記されることが多い。
女性向けと男性向け、どちらが多いですか
BLでのヘタレ攻めは数が多い。男女ものの受け身男子は少数派だが、確実に一定数ある。