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読みもの

総攻め・総受け・リバとは? カップリング表記の読み方

2026年8月10日約4分

BLの作品紹介には、関係の組み方を示す言葉がいくつかある。知らないと紹介文の意味が半分しか取れない。

カップリング表記の基本

「A×B」と書かれていたら、左が攻め、右が受けだ。

この順序には意味がある。同じ二人でも「B×A」と書けば役割が逆で、まったく別の関係を指すことになる。検索するときも順序を守らないと目当ての作品にたどり着かない。

攻めと受けが何を指すかはBLとはに書いた。

総受け

一人の人物が、複数の相手すべてに対して受けの位置にいる構成。

その人物が物語の中心にいて、周囲の登場人物が全員その人に向かっている、という形になる。「みんなから好かれる主人公」という構図が好きな読者に支持されている。

作品数は多く、シリーズものになりやすい。相手ごとに1話ずつ、という構成が取りやすいからだ。

総攻め

逆に、一人の人物が複数の相手すべてに対して攻めの位置にいる構成。

総受けに比べると作品数は少ない。中心人物の側に立って読む作りになるので、読者の入り方が変わる。

リバ(リバーシブル)

同じ二人の間で、攻めと受けが入れ替わる関係のこと。

これは好みがはっきり分かれる。役割が固定されていることに意味を見出す読者にとっては、リバは受け入れがたい。逆に、対等な関係が好きな読者はリバを積極的に選ぶ。

紹介文に「リバあり」と明記されることが多いのは、この分かれ方が激しいからだ。書かないと苦情になる、という共通認識ができている。

表記 意味
A×B Aが攻め、Bが受け。固定
A×B×A リバ。両方向がある
総受け(B) Bが全員に対して受け
総攻め(A) Aが全員に対して攻め

固定とリバ、どちらが好みか

自分がどちらかを知っておくと、探すのが早くなる。

固定が好き — 役割が変わらないことに関係の形を見る読み方。多数派で、作品数も多い。

リバが好き — 対等さや、関係が動くことに面白さを見る読み方。明記されている作品を選べば確実に見つかる。

どちらでもいい人もいるが、駄目な人ははっきり駄目なのがこのジャンルの特徴だ。だから表記が発達している。

表記を確認する習慣

BLは、誰が誰に対してどの位置にいるかで読み心地が決まる。あらすじより先にカップリング表記を見る人が多いのは、そのためだ。

攻めの性格まで含めて絞り込みたいなら、執着攻め・ワンコ攻め・俺様攻めも合わせて見ておくといい。表記で組み合わせを決めて、性格で温度を決める、という二段構えになる。

よくある質問

表記が書かれていない作品はどうすればいいですか

試し読みで序盤の力関係を見る。距離を詰めている側が攻めであることが多い。それでも分からない場合は、レビュー本文に書かれていることが多いので、そちらを見るのが早い。

リバが苦手ですが、タグに書かれていない作品もありますか

ある。主要な要素ではないと判断された場合、明記されないことがある。気になる場合はレビューで確認しておくといい。この要素は必ず誰かが言及する。

総受けと逆ハーレムは同じですか

近いが、逆ハーレムは男女の組み合わせで使われることが多い言葉だ。構図は似ていて、一人の中心人物に複数が向かっている点は共通している。

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