目の疲れは、端末の設定と作品の作りの両方から来る。
片方だけ対処しても効果は半分だ。順番としては、設定を先に直すほうが早い。
設定でできること
| 対策 | 効果 | 手間 |
|---|---|---|
| 明るさを下げる | 大きい | 一度だけ |
| 色温度を暖色に | 中くらい | 自動化できる |
| 白背景を避ける | 中くらい | 端末による |
| 端末を目から離す | 小さいが確実 | 意識だけ |
| 文字サイズを上げる | 中くらい | 作品による |
明るさが一番効く。周囲より画面が明るいと、それだけで負担になる。
自動調整に任せず、暗いと感じるくらいまで下げてちょうどいいことが多い。自動調整は「見やすさ」を基準にしていて、「疲れにくさ」を基準にしていないためだ。
作品の作りも関係する
見落とされやすいが、作品によって疲れ方が違う。
- コマが詰まった作品 — 視線移動が多い。情報量も多い
- 文字が多い作品 — 読む負荷が高い。モノローグの多い作品は特に
- 描き込みの濃い作品 — 目が忙しい
- 縦スクロール — 視線移動が一方向。比較的楽
- 見開きの多い作品 — 目を動かす距離が長い
疲れているときは、大ゴマ中心の作品か縦スクロール形式を選ぶと最後まで読める。
作品の密度は試し読みで分かる。1ページあたりのコマ数を見るだけでいい。見方は試し読みで見るべき3つのことにまとめた。
区切る習慣
一番効くのは、そもそも長時間読まないことだ。
1冊読んだら一度画面から目を離す。これだけで翌日の目の状態が変わる。
短編集が区切りをつけやすいのは、この点でも利点になる。1話ごとに自然な切れ目があるので、意識しなくても止まれる。
長編を読むときは、巻の区切りで一度止めると決めておくといい。
端末による違い
画面が大きいほど、文字を拡大せずに読める。タブレットのほうがスマホより負担は少ない。
ただし持っている端末で読むしかないのが現実なので、設定と作品選びで対処するほうが現実的だ。
端末を買い替えるより先に、明るさを下げる。効果の割に費用がかからない。
暗い部屋で読むとき
周囲と画面の明暗差が大きいほど負担になる。
- 部屋を少し明るくする
- 画面をさらに暗くする
どちらでも差は縮まる。完全な暗闇で画面だけが光っている状態が一番きつい。
寝る前に読むなら、寝る前に読む作品の選び方も合わせて見ておくといい。
よくある質問
ブルーライトカットは効きますか
色温度を下げるのと同じ効果がある。端末の設定でも同じことができるので、まずはそちらを試すといい。
暗い部屋で読むのは良くないですか
周囲と画面の明暗差が大きいほど負担になる。部屋を少し明るくするか、画面を暗くすると差が縮まる。
目が疲れる作品を避けたいです
コマ数が少なく、大ゴマ中心の作品が楽だ。試し読みで1ページあたりのコマ数を見ておくと判断できる。
縦スクロールのほうが楽なのはなぜですか
視線移動が一方向で、次のコマを探す動作が発生しないためだ。1画面のコマ数も少ない。
文字サイズは変えられますか
作品の形式による。画像として配信されている作品は文字サイズを変えられないので、表示倍率か端末サイズで対処することになる。
何分くらいで休むといいですか
決まりはないが、1冊読んだら一度目を離すくらいの区切りが現実的だ。時間で区切るより、作品の区切りに合わせるほうが続く。