人形・アンドロイドものは、人の形をしているが人ではない相手が登場する設定だ。
人外の一種だが、他の人外ものとは問いが違う。
他の人外ものとの違い
| 相手 | 中心にある問い |
|---|---|
| サキュバス・人外 | 種族の差をどう越えるか |
| 獣人 | 本能とどう向き合うか |
| 人形・アンドロイド | そもそも心があるのか |
存在するかどうかが疑われているのは、このジャンルだけだ。だから読みどころも独特になる。
二つの型
最初から感情がある型。人と変わらない反応をする。ただし本人も周囲も、それが本物か確信が持てない。この揺らぎが主題になる。
途中で芽生える型。命令に従うだけだった相手が、少しずつ変わっていく。変化の過程が読みどころで、調教ものと構造が似ている。
対等になれるか
このジャンルの結末は、この一点で分かれる。
- 対等になる — 相手が意思を持ち、選ぶ側になる。恋愛として着地する
- ならない — 従う存在のまま終わる。所有の話になる
- 曖昧なまま — 判断が読者に委ねられる。メリバに近い
三つ目が一番多いのがこのジャンルの特徴だ。答えを出さないことに意味がある、という作りになっている。
よくある設定
- 持ち主と所有物 — 立場の差が最初から極端
- 壊れる・修理する — 有限であることが切なさを生む
- 記憶の初期化 — 関係がやり直しになる。重い
- 量産型 — 個体としての意味が問われる
三つ目と四つ目は読後感が重い。タグに出ないことがあるので、あらすじで確認しておきたい。
よくある質問
SF作品ですか
SF的な設定を使うが、主題は関係にあることが多い。技術的な説明は少ない作品がほとんどだ。
人形とアンドロイドは別のタグですか
分かれていることが多い。人形は魔法やファンタジー寄り、アンドロイドは技術寄りの説明が使われる。構造は同じだ。
後味の重い作品を避けたいです
記憶の初期化や壊れる展開を含む作品は重くなる。レビュー本文で確認するのが確実だ。