どちらが安いかは、月に何冊読むかだけで決まる。金額を覚える必要はない。
計算はひとつだけ
分かれ目の冊数は、こう出す。
月額 ÷ 1冊あたりの値段 = 分かれ目の冊数
これより多く読むなら読み放題、少ないなら単品購入のほうが安い。値段が変わっても、この式は変わらない。
ここで失敗する人が一番多い
読み放題はすべての作品が対象ではない。
月額を払っていても、読みたい作品が対象外なら結局その1冊は買うことになる。これが一番多い誤算だ。上の割り算がいくら有利に出ても、読みたい本が対象に入っていなければ意味がない。
対象かどうかは作品ページで確認するしかない。一覧には出ていない。
もうひとつ紛らわしいのが、成人向けと一般向けで書籍サービスが分かれている点だ。読み放題が効くのは成人向け側の作品で、一般向けの作品は対象外になる。この区別はFANZAブックスとDMMブックスの違いに書いた。
自分がどちらのタイプか
冊数で考えるより、買い方のタイプで考えたほうが早い。
| こういう人 | 向いているのは |
|---|---|
| 読みたい作品が具体的に決まっている | 単品購入。対象外だった場合の損がない |
| 好きな作家がいて、その人の本だけ買う | 単品購入。対象に入っているとは限らない |
| 何を読むか決めていない。数を読みたい | 読み放題。外れを引いても損が出ない |
| 苦手な要素があって、失敗を減らしたい | 読み放題。合わなければ途中でやめられる |
最後の行が見落とされやすい。読み放題の本当の利点は安さではなく、外れても損しないことだ。1冊ずつ買っていると、合わなかったときの損が毎回発生する。読み放題なら、開いて数ページで閉じても失うものがない。
苦手な要素があるほど、この差は効く。買う前に外すやり方はハズレを引かない選び方にまとめた。
初回向けの割引との関係
はじめて購入する人向けの割引が用意されていることがある。これは単品購入に使うもので、読み放題の月額には効かない。
なので、買いたい作品がはっきり決まっていて、それが数冊なら、割引を使って単品で買うほうが安く済むことが多い。逆に「どれを読むか決めていない、とにかく数を読みたい」という状態なら読み放題が向く。
割引の内容と条件は時期によって変わる。適用後の金額は購入画面に出るので、そこで確認してほしい。
無料期間の使い方
読み放題には初回の無料期間がある。期間内に解約すれば料金は発生しない。
ここで確認すべきなのは2つ。
自分が月に何冊読む人間なのか。これは実際に試すまで分からない。多く読むつもりだったのに3冊で止まる人もいれば、その逆もいる。
対象ラインナップが自分の好みと合っているか。これが本題だ。冊数が足りていても、読みたいものが対象外ばかりなら意味がない。無料期間中に、自分が普段選ぶ棚を実際に開いてみるのが一番確実な確認になる。
合わなければ解約すればいい。判断材料が増えるだけで、損はない。
よくある質問
読み放題を解約したら、それまで読んだ作品は読めなくなりますか
読み放題で読んでいた作品は、解約すると読めなくなる。単品で購入した作品はそのまま残る。この違いは大きいので、手元に残したい作品は購入しておくのが確実だ。関連して電子書籍は買い切りかも参考になる。
読み放題と単品購入は併用できますか
できる。読み放題に入りながら、対象外の作品を単品で買うという使い方が実際は一番多い。上の割り算は「読み放題の対象作品だけで何冊読むか」で考えると精度が上がる。
どちらか迷って決められません
読みたい作品名がすぐ出てくるなら単品、出てこないなら読み放題。この判断でだいたい当たる。作品名が出てこない状態は「何を読むか探している」状態で、それは読み放題が一番向いている使い方だ。