ブラック企業を辞めた男の転職先が、タワマンのコンシェルジュだった。
で、業務にもう1つあるらしい。

『タワーレジデンス 接遇課対応中』Ink Complex、2025年9月。495円、58ページ。レビュー29件で★5.00。
表紙に「転職先はタワマン」「業務は住人との『接遇』…!?」と書いてある。
接遇課、というのが部署の名前だ。

「タワマンのコンシェルジュ」「勤務初日に経営者の住人・紫乃に誘われ…!!」
初日だ。
この構成が上手いのは、何をする部署なのかを最後まで説明しないところだと思う。
レビューがそこを書いてる。「コンシェルジュ業務の他にも“とある”業務があって…。それが何であるのかは、タワマン住人の紫乃さんとのやり取りから推測出来ます。ラストに先輩の姫木さんから明かされて、まさにその通りであり」
読者は途中で気づいてるのに、作中ではまだ明かされてない。その状態で1人目が終わる。


相手は紫の髪の女性で、この棟の経営者だ。
タワーレジデンス 接遇課対応中495円・58p・★5.00(29件)/1巻。ここから雇われた側が、雇い主の住人に呼ばれて部屋に行く。立場としては逆らえない側なんだけど、描かれてるのは押し切られる話じゃなくて、単純に相性が良かった話になってる。
レビューの書き方が的確だった。「抜群のスタイルを持つ美人であるのと同時にかなりのエロスも持ち合わせていて、主人公のチン〇を気に入ったのか積極的に身体を重ねて、自らの性欲に素直なままに快楽に興じ、エッチ大好きなところを前面に出しているところが、物凄くエロく可」
別の人は一言で済ませてる。「こんなお姉さんがいたらを詰め込んだ作品」

『タワーレジデンス接遇課対応中2』2026年1月。495円、58ページ。レビュー31件で★5.00。
4ヶ月後に2巻が出て、こっちも★5.00。
レビュー件数は31件で1巻より多い。続きが読まれてる証拠だ。


2冊とも星が5しか付いてない。60件で1つも4以下が無い。
同人の棚で★5.00が並ぶこと自体は珍しくないけど、30件規模で崩れないものはそんなに多くない。

値段の話
1冊495円で58ページ。1ページ8.5円だ。
同人の相場としては安いほうで、2冊揃えても990円で116ページある。
タワーレジデンス接遇課対応中2495円・58p・★5.00(31件)/2巻。件数は1巻より多いレビューにも「ページのボリュームが多く、期待通りの演出もあり良かったです」と書かれてる。
で、この設定がなぜ効くのか
職場ものなんだけど、上下関係が普通と逆になってる。
雇われた側が「接遇」する側で、相手は住人であり経営者だ。断る立場にない。
ただ実際に描かれてるのは、断れないから応じる話ではなくて、向こうが先に乗り気になってる話になってる。そこがこの2冊の気持ちよさだと思う。
あと単純に、舞台がタワマンなのがいい。夜景が入るし、部屋が広いし、スーツで来た男がそこで脱ぐ。生活感のある部屋でやる同人が多いなかで、絵として違う。
どっちから読むか
1巻から。設定の説明が1巻に全部入ってるので、2巻から入ると接遇課が何なのか分からない。
シリーズは2巻で止まってる。2026年1月が最新なので、続きが出る可能性はある。
2冊で990円。1冊試して合わなければ495円の損で済む。