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コミック

だにまる

タイトルは全部やさしいのに表紙は容赦ない漫画家。単行本『この恋に気づいて』は40万部。陵辱もNTRも1本も描かない。

コンドームを口にくわえて、こっち見て笑ってる。

もう一度、してみたい。 表紙
もう一度、してみたい。 表紙

『もう一度、してみたい。』の表紙。仰向けで、キャミソールを下ろされて、汗で光ってる。目の下にほくろ。

タイトルは『もう一度、してみたい。』。

やさしい。

だにまるという漫画家の本だ。

この人、タイトルが全部こういう感じなんだけど、表紙は毎回これぐらい容赦ない。

この恋に気づいて 表紙
この恋に気づいて 表紙

『この恋に気づいて』。制服のブレザーを着たまま胸だけ全部出して、指を口に当ててる。首から社員証みたいなカードを下げてる。

タイトルが「気づいて」で、絵がこれだ。

しかもこの本、単行本で40万部突破してる。アダルト漫画で40万部は相当な数字だ。

恋になるまで、 表紙
恋になるまで、 表紙

『恋になるまで、』。表紙がそのまま漫画のページになってて、「ご対面!魅惑の爆胸たっぷりお姉さん♥」と入ってる。左下の男の顔が完全に崩れてる。

で、結局どこがエロいのか

胸だ。

この人の描く胸は、下に垂れる。丸いボールを2つ貼り付けたやつじゃなくて、寝転がると横に流れるし、服の上からだと重そうに見える。

そこに汗と体液を光らせる。表紙はほぼ全部、肌が濡れてる状態で描いてある。乾いた肌の表紙が1枚も無い。

顔は目が大きくて、頬がいつも赤い。困ってる顔じゃなくて、笑ってる顔か、口が半開きの顔。嫌がってるところを描かない人だ。

恋になるまで、(単話)330円・42P・★5.00(39件)/まずはここ
捨て猫彼女 表紙
捨て猫彼女 表紙
Petunia 表紙
Petunia 表紙

ジャンルタグを見ると、それがはっきり出てる。

恋愛/ラブコメ/ラブ&H/処女/制服/学園もの。

陵辱も、寝取られも、鬼畜系も1本も入ってない。読んで後味が悪くなるやつが無い、ということだ。

タイトルが全部やさしいのは、たぶん看板に嘘をつくつもりが無いからだと思う。

悪い子の躾 表紙
悪い子の躾 表紙
一晩泊めてよ、オタクくん 表紙
一晩泊めてよ、オタクくん 表紙

で、ここからはレビューを読んだ話をする。

この人、単行本が2冊あるんだけど、評価がはっきり割れてる。

1冊目の『この恋に気づいて』は、レビューがほぼ全部★5だ。

「基本純愛だから作品のクオリティでのみ脳破壊されないから心配せずに読めるし抜ける」——これが一番この本を言い当ててると思う。

「幸せに終わるのがいい」「オチがわかるからこその多幸感」と書いてる人もいる。読み終わったあとに落ち込まない、というのがこの人の看板だ。

買い方についても読者が答えを出してる。「単話のもあるけど総合してるこっちの方がいい」。

で、2冊目の『もう一度、してみたい。』が荒れてる。

★1が付いてて、参考票が41入ってる。曰く「びっくりするほど抜けない」「似たようなコマが続く」「特典漫画のクライマックスの2人のキスシーン三連続、これコピペしてます?」。

★2も参考票50で「全てにおいて前戯がない」。

決定的なのは★4のこれだ。「1st単行本が素晴らしかった為今作も購入しました」「作品としては良きなのですが、オカズとしてはちょっと物足りない気持ちでした」。

1冊目を読んで買った人が、2冊目で止まってる。順番を間違えると評価が下がる本だということだ。

批判のほうが具体的なので、そっちも書いておく。

1冊目の唯一の★2が「男のトロ顔赤面顔ハートマークは見たくないですね……激萎えします」。ほかに「エロにすぐ入らないとこも好み分かれる」「女の子が優位なのは同じパターンが続く」。

男キャラの顔が崩れるのが無理な人と、前置きなしで始まってほしい人には向かない。ここははっきりしてる。

この恋に気づいて【デジタル特装版】1430円・233P・★4.77(159件)/40万部

逆に、こういうレビューもある。

「私は女なのでR指定作品読むとそんな構造になってないんだよな……とか思ってしまって楽しみきれない時があるんですけど、この作品は話の内容も不自然すぎるところはないし女目線でもおすすめ」。

体の描き方が雑だと冷める人にも通る、ということらしい。

元セフレとマッチングしました。 表紙
元セフレとマッチングしました。 表紙

最新は2026年8月20日の『元セフレとマッチングしました。』。39ページ330円。ジャンルに「野外・露出」が入ってる。

単話のほうは、もっと分かりやすい。

『恋になるまで、』はレビュー39件で★5.00。★4以下が1件も無い。

「何も聞くな。買え。」「紳士諸君。いいぞ…この漫画を買って後悔することは無いだろう」というのが票を集めてる。

中身の話をしてる人だと「最後の一コマよおぉぉぉぉぉぉぉ、、、!守りたい!この笑顔!!」が参考30票でトップだ。オチの1コマで持っていかれてる人が多い。

「デートをしっかりやってくれてその後を想像しやすい、タイトルに偽りなしでした」というのもある。42ページ330円でこの密度なら納得だ。

この恋に気づいて(単話) 表紙
この恋に気づいて(単話) 表紙
もう一度、してみたい。(単話) 表紙
もう一度、してみたい。(単話) 表紙

というわけで、買う順番はこうなる。

1. 『恋になるまで、』330円。42ページで★5.00、外したという人が1人もいない。ここで絵と話が合うか分かる。 2. 合ったら『この恋に気づいて』単行本1430円。233ページ、159件で★4.77、40万部のやつ。読者自身が「単話より総合してるこっちのほうがいい」と言ってる。 3. 『もう一度、してみたい。』2200円は後回しでいい。1冊目を読んだ人ほど厳しい点を付けてる。

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5本

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